離乳食後期(かみかみ期)のお口の発達

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離乳食後期が「口の発達」に大きく関わる理由

(対象:9~11か月頃)

前回は、中期から後期への移行するための目安のお話だったね😃

今回は離乳食後期(かみかみ期)の事をお話しするよ( ´∀`)

赤ちゃんの食事が「とろとろ」から「つぶつぶ」「やわらかい固形」へと変わってくるこの時期。実は、このステージこそが “お口のトレーニング期”の本番

ここでは、離乳食後期が「口腔機能(こうくうきのう)」にどれだけ大事か、やさしく解説していくよ😄

🍚 後期の離乳食は「かむ」練習!

この時期の食べ物は、バナナ🍌くらいの固さを目安に。
これは、「歯ぐきでつぶす」ことを学ぶ大切な練習。

赤ちゃんは、まだ奥歯がなくても、歯ぐきでかむ力があるんだよ。
このときに柔らかすぎると、舌だけでつぶしてしまい、「かむ力」が育たないってこと。

🦷【ポイント】
・「カミカミ期」なのにドロドロではもったいない!
・ある程度の噛みごたえが“口の筋トレ”に。


😋 舌と唇の「使い分け」も学ぶ時期

この時期に、食べ物を舌で左右に動かしたり、唇を使ってスプーンから取り込む動作が増えるよ。

この一連の動きが、「話す・飲み込む・呼吸する」基礎になるんだね d( ̄  ̄)
言葉を話す力も、ここでじわじわ育まれてるから、お声かけもたくさんしてあげてね!

お返事はできなくても、ちゃんと脳に記憶されていって、話す力のもとになってるんだって。言葉の泉を満杯にしてあげよう!

💡【豆知識】
この時期の食べ方は、将来の「発音」や「歯並び」にも影響する〜


👃 口で呼吸?鼻で呼吸?ここも要チェック!

食事中、いつも口がぽかんと開いていたら注意。
口呼吸がクセになると、舌の位置が下がり、歯並びや顎の発達にも影響するから気をつけて♩

☑ 正しい姿勢で食べられているか?
☑ 鼻で呼吸できているか?
☑ 足がしっかり床や台に着いているか?

このあたりも、離乳食後期で見直したいポイント!!


👩‍⚕️ はっちっちからのワンポイントアドバイス

「食べさせ方」「食べる姿勢」「食べる環境」で、お口の育ちは大きく変わる!ってこと。

この時期は、「食べさせる」から「食べる」への移行期。

是非この時期には「手づかみ食べ」をさせよう!

理由 対策工夫
自分で食べたい!という自発性が育つハグキで噛める柔らかさ。
手づかみしやすい形、大きさにする。
食べこぼしが面倒。要らない新聞紙やレジャーシートなどを敷いておくと、掃除が楽。
前歯でかじり取ることで、一口量を学習させる必ず大人が見守る。
詰め込みすぎ注意!
最初は一口量が心配。
そんな時は、介助者の清潔な指をストッパーにする!
それにはバナナがやりやすい。一口量くらいのところを指で掴んでおき、それ以上入らないようにして、一口量を覚えさせる。


ママやパパは、「じっと見守る勇気」も大切かもしれない!


このあと、1歳~2歳前後の「完了期」に進んでいくんだけど、
ここでまたお口の発達はガラリと変わって行くんだ!

楽しみだよね( ◠‿◠ )


さてさて、お水の飲み方の練習は進んでるかな?

スプーンでのすすり飲みが上手にできるようになったら、ステップアップしよう!

進め方を前回より詳しくまとめてみたよ。

🌟テーマ:「コップ飲みはストローより先に!」

🔸ステップ表:コップ飲みの発達段階とポイント

ステップ使用する道具年齢目安練習のポイントNGなこと
① スプーン飲みプラスチックやシリコンスプーン5〜6ヶ月唇を閉じて飲み込む練習上あごにこすりつけて与える(NG)
② 傾ける容器で飲むレンゲ・計量カップ・ミニコップ6〜7ヶ月口元にそっと当て、角度を調整
飲めるようになったら、ミニコップに並々にお水を注いで、テーブルに置き、その水をすすらせてみる
一気に流し込まない
③ 小さなコップで少量飲みベビー用ミニコップ(持ち手あり)7〜9ヶ月両手で持たせ、少量から大人が傾けすぎる
④ ふつうのコップで練習ガラス・プラコップ(浅め)9〜12ヶ月自分で持ち上げる練習開始ストローばかり使う
⑤ ストロー飲み(必要に応じて)ストローマグなど1歳以降外出時や代替手段として家でもずっとストロー

※ ストローは、後にするほうが、 口唇のコントロール姿勢の発達を促すよ😃!


✅ なぜコップ飲みが先?

  • 口唇の閉鎖力がつく
  • 舌の動きが自然に育つ
  • 嚥下(飲み込み)機能の基礎づくり
  • 将来の「食べる力」や「発音」にも関係!

🌱ステップ0:スプーン飲み(哺乳からの移行段階)

  • 目的:唇を閉じて液体を取り込む練習
  • 道具:プラスチックやシリコンのスプーン
  • ポイント:スプーンの先に少量の水やお茶をのせ、唇ですすれるか観察

🥄ステップ1:レンゲ飲み

  • 目的:スプーンよりも大きい口の道具に慣れる
  • 道具:レンゲ(口あたりが丸く深さのあるもの)
  • ポイント:口先を使ってすくい、傾ける角度にも挑戦

🥤ステップ2:小さなコップ飲み

  • 目的:容器から直接飲む経験を積む
  • 道具:プラスチック製の小さめコップ(取っ手付きだと◎)
  • ポイント:大人がサポートしながら、唇と舌の動きを観察。最初は直径5cmくらいで、透明性のあるコップが、唇の動きを確認しやすい。うまくできているなら両手持ちできるコップへ進めていく。
    → 目安:9〜10か月ごろ〜

🚰ステップ3:自分で持ってコップ飲み

  • 目的:手と口の協調運動を育てる
  • 道具:軽くて取っ手付きのコップ
  • ポイント:中身を少量にしてこぼしてもOKな環境で練習

🧃(参考)ストロー飲み

  • 開始時期:コップ飲みに慣れたあと(1歳〜目安)
  • 理由:唇の閉鎖・吸う力が十分に育ってからの方がスムーズ
  • 注意点:早く始めると吸うばかりで舌や唇の使い方が偏る可能性

目安の時期を記載してるけど、それはあまり気にしないこと!マスターするまでの期間は、それぞれ!個人差があるからね。焦るとお口は育たないよ〜

今回はここまで。

最後まで読んでくれてありがとう!❤️

次回は、いよいよ離乳食完了に向けてお話を進めていくよ。

あと、もしかしたら、読んでくれてる方の中には、ダウン症の子とか、なんらかの障害をお持ちのお子様の保護者の方もいるかもしれない・・・・

そんな保護者の方へのメッセージもお伝えしたいと思っているところだよ。

じゃあまたね🖐️!

歯っ知っち〜〜〜🦷✨

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